ご贈答時のマナーやしきたりのルーツ、役立つ豆知識をご紹介。
のし紙、のし袋、目録の書き方や包装の仕方も詳しくご紹介します。
心を贈る
ひとを思いやる心。それが進物の原点であると思います。
嬉しいことにつけ悲しいことにつけ、わたしたちの先人はその形のない「心」を、ものを贈ることに託して伝えてきました。
そこに文化が生まれ、ルールが受け継がれてきました。その一端をご紹介します。
進物の「色」
・水引の色には紅白、黒白、黄白、金銀などがあり用途により使い分けられています。

・弔事の掛紙や挨拶状などは薄墨で書かれるのが一般的です。
・「墨が涙で薄まった」「墨を濃く磨る間もなく駆けつけた」と言われますが、
実は薄墨は、日本の伝統的な喪を表わす色、「鈍色(にびいろ)=青味がかった灰色」が起源です。
・また和歌山県や岐阜県の一部などでは内祝の掛紙を朱墨(朱色)で書く地域もあります。

・長寿のお祝いのひとつ、還暦(数え61歳、満60歳)は生まれた年と同じ干支に戻ることから、赤ちゃんに戻るとも言われ、昔は、魔除け、厄除けの意味のある「赤色」のちゃんちゃんこや頭巾を贈るならわしがありました。
・このように長寿には、「古稀(こき・70歳)」・「喜寿(きじゅ・77歳)」は紫、「傘寿(さんじゅ・80歳)」・「米寿(べいじゅ・88歳)」は金茶、「卒寿(そつじゅ・90歳)」・「白寿(はくじゅ・99歳)」は白、といったシンボルカラーがあります。
・年齢よりやや若向きの、シンボルカラーの衣類や洋品小物などを差しあげるのも喜ばれます。
・西洋では、死は暗黒(黒)で表現されます。
・それまでの日本の喪服は、神聖な色とされる白や鈍色(にびいろ・青味がかった灰色)でした。
・「喪服は黒」の伝統は意外に新しいのです。
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